会社設立前を振り返ってみました。

FRINGEを設立する前は、コンサルティングファームで働いていました。学生時代も起業しようと考えていたのですが、当時何も世間が分かっていない自分はカッコよさげなワードと雰囲気に魅かれて外資系コンサルティングファームというところに就職することに決めました。

入社してみると良い意味でも悪い意味でも、思ったよりも華やかではなくて、泥臭い仕事でした。入社前は、プロジェクターで大企業の役員陣の前で身振り手振りしながら、鮮やかな解決策を指し示すみたいなイメージを勝手に持っていました。

入社後、自分が一番衝撃を受けた上司の言葉は、「お前の意見は聞いていない。」でした。「コンサルの仕事」=「イケてる自分の意見を指し示す」と思っていた当時の自分は混乱しました。半年以上、悩みました。当時はまだ主観と仮説の違いが分かっていなかったのです。

他にも当時よく上司に言われて悩んだ言葉は、「お客さんにとってのValueが出せれば、どこで何やってても良いよ。」でした。この「Value」という意味が全く分かりませんでした。コンサルの仕事は「一意に決まる正解」を出すことだと思っていたからです。「一意に決まる正解」なんて無いことに気づいていませんでした。(数学の簡単な問題であれば、一意に決まる正解はありますが。。)見ている人の立場や視点によって、課題や事象に対する正解は全て異なるからです。更に言えば、課題自体も人によって課題だと考える人もいたり、それを課題とは思わない人もいます。

この「Value」という考え方は、今も非常に活かされています。

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