「孫子の兵法」から学ぶ「強い組織の作り方」

以前、「プレイヤー」と「マネージャー」というタイトルで、「プレイヤー」で優秀だった人が直ぐに優秀な「マネージャー」になれるわけではないという記事を書きました。

自分も正直、優秀な「プレイヤー」かどうかは分かりませんが、昨今は望む望まぬ関係なく「マネージャー」としての立場になる事が多く、記事にも書いたような「マネージャー」としての失敗の経験は1回や2回ではありません。失敗を経験するたびに、どうしたらいいのか悩みました。(今も悩むことばかりです。)

そんな時は古来からの名著を頼るに限ると、「孫子の兵法」について読んで、ヒントを得ていました。
今も一つの指針として参考にしているのが、「行軍篇」にある下記の文章です。

卒、いまだ親附せざるに而もこれを罰すれば、
則ち服せず、服せざれば則ち用い難きなり。
卒、親附せるに而も罰行われざれば、則ち用うべからざるなり。
故にこれに令するに文を以てし、これを斉うるに武を以てす。
これを必取と謂う。
令、素より行われて、以てその民を教うれば、則ち民服す。

つまり、強い組織を作るには、

1.「部下に愛情と温情をかけて信頼を得る
2.「規律を作り、ダメなことはダメだと教える。それでも破った場合は罰を与える

この順番で2つをしっかりと行いなさいということです。
どちらかでは、絶対に上手くいかず、順番を間違えてもダメだということです。

例えば、信頼関係もろくに出来ていないのに、注意したり、叱咤することは、「パワハラ」(異性の場合は「セクハラ」)になります。信頼関係ができた後であれば、「自分の為に注意してくれている」と理解され、「頑張ろう」となるのです。

逆に、「愛情と温情」だけでは、組織としては締まりません。なので、「規律と指導」が必要になるのです。

ただ、1つ目の信頼関係を作ることは、口で言うほど簡単ではなく、部下と共に苦労を分かち合う経験が必要になります。人が「嫌だな」、「面倒だな」という仕事を、先んじてやることです。そうした部分を見て、部下が信頼足る上司だと理解をしてくれます。

自分もまだまだ出来ていませんが、組織のマネジメントで悩むときは、いつもこの2点に気を付けるようにしています。

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