メンテ

2月に入り、オミクロン株による感染者数は増大し、ホテル業界は一気に冷え切っていますが、3月の年度納め前に駆け込み設備投資を行う企業もあり、ブルーカラーが宿泊するホテルは稼働が多少増え、一方でホワイトカラーが宿泊するホテルはひっそりとしている状態です。(駅前のホテルでは、こっそり濃厚接触者の宿泊も増えているようです。10日予約ではばれる為、毎日少しずつ延泊するという工夫までされているようです。)

当ホテルは周辺に大きなメーカーも多く、エンジニアリング関連の方の宿泊が増えてきています。

メーカーもそうですが、ホテルなどハード(施設)を主体とする業種は常にメンテナンスと設備投資を行っていかなければ資産価値がどんどん下がっていってしまいます。

長いコロナ禍によって、売上が減少している定常状態が2年以上続く中、ハードにかけていくコスト(固定費)が厳しくなってきている施設は増えてきています。

今日の地域の朝刊にも、100年近い歴史のある有形文化財にも登録されている料亭が4月に閉館、マンションに建て替えとあり、非常に残念な気持ちになりました。

しかし、現実として歴史のある施設で大型になればなるほど、毎月のメンテナンス費用は膨大となり(1,500坪となれば庭のメンテナンスだけでも高額です)、板前さんも給与は高い為、毎月の売上が定常的に減少してしまうと、サービス自体の提供が難しくなります。

こうした状況が日本各地で起きてしまうと、歴史ある不動産がどんどん無くなっていってしまう恐れがあります。

コロナによる定常的な売上の減少がこれ以上続き、3年も経ってしまうと、コロナ借入金の返済も始まることで、体力ゲージが0となってしまう所が続出してきそうです。

増収増益の流れの際は、プラスの設備投資の発想でOKですが、減収減益の流れの際は、マイナスを減らすメンテナンスの発想で乗り切るしかありません。

世界的な物流のストップ(大型船の停留など)や戦争の影響など、コロナ以外のマイナス要素も増えてきており、ますます経済的に厳しい状況ですが、何とかマイナス要素を減らし次の浮上に備えてメンテしていくしか今はなさそうです。

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