人と会って話す

とうとうコロナ禍がまるっと1年続いてしまいました。

ホテル業界は1月、2月と稼働が低いまま過ぎて行っています。飲食店は小さい店舗ほど、時短給付金による効果で恩恵を受けているようですが、ホテル(ホテル以外の業種も殆ど給付金はないですが、、)には特にそうした給付金はない為、じりじりとダメージを食らっている状態です。

一方で、今月から出している求人については、今までであれば絶対に来なかった方からの応募が多く来ています。例えば、マリオットホテルのホテルスタッフや大手鉄道企業の正社員、大学の新卒者などなどです。無事に1名決定し、3月から入社頂くことになっています。

更にここからどんどんサービス業界から人材が外に出ていく流れが見えます。引き取り手がいなくなった時、果たして今後日本は「おもてなし」の国として成り立つのか心配です。恐らく外資系ホテルが今後更に増える事になるので、日本で外国の方が「おもてなし」をすることが増える気がします。

オンラインミーティングの限界

この1年、オンラインミーティングなども増えましたが、やはりオフラインで人と会う機会が減ったのは、新規の事業の構築や売上拡大のチャンスを圧倒的に減らしてしまった気がします。

今日、久しぶりに地元の知り合いである水産仲卸業者さんと会って話をしたのですが、新しいビジネスアイデアも含めて色々と話す事が出来ました。

オンラインで情報のやり取りがこれだけ簡単に出来るようになると、足を運んで直接会って話すことが逆にもっと大事になってきたよねとその方も言っていました。オンラインの打ち合わせは次がなく1回きりで終わることが多いし、初めて会う人は特に画面越しじゃ全然分からないよねと、オンラインに慣れることでその限界を感じることも増えてきました。ビジネスが単純に論理のみで動いているわけではないんだなとも気づかされました。

分析だけでは作れないビジネス

そう考えると、企業や事業の想いであるビジョンやミッション、バリューといったものは、論理とは別の情熱やエネルギー、意味合いの見える化として、特に事業規模も大きく、全てのメンバーに会えない・話せない環境の場合は非常に重要なのかもしれません。

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