「ジリ貧」という言葉はよく使われますが、その逆の言葉はあまり使われません。Googleで「ジリ貧 反対語」と検索すると、「じり高」という言葉がでてきました。株価などでじりじりと相場が上がる状況を意味するそうです。
この「じり高」こそ、ビジネス上においても非常に重要な言葉と感じています。
先日の「暴風雨」から2週間あまり経ち、少しずつではあるものの進み始めてききました。
例えば、ホテルの朝食においては内外で少しずつ「美味しい」といった声を聞けるようになってきました。税務署監査も特に問題なく終わり、税務署からの印象も非常に良いとの事でした。今まで起きたことのないホテル設備の異常(上階層のフロアでお湯の温度が異常に低くなる現象)も、殆どの設備業者がバンザイする中で非常に優秀な設備のプロに出会う事ができ、原因と解決について合理的に理解することができました。(修繕はこれからですが。。)また他の設備においてもメンテナンスのあり方や考え方などもその方から多く学ぶ機会が今後もできそうで大変有難い状態です。(国家試験に関してだけは、神のみぞ知ると言った所でしょうか。。来月合否が分かります。。)
やらなければいけない緊急事態や切羽詰まった状態は、案外同時期に起こるモノで、そうした時にどのように対応するべきか、こうした経験によって日々鍛えられます。
平穏時と暴風時のじりじり積み上げ
前回の記事にも書きましたが「暴風雨」が起きた時には、「じりじり進む」のが一番ではないかと思っています。じりじり進みながら、時間が経っていくと、「じり高」になっていく気がします。
とはいえ、今回の台風19号の暴風雨のようにいきなりゼロやマイナスに持っていかれることもままあります。また初動は何でも厳しい状況(反対されたり、嫌がられたり、時間がかかったり、面倒だったり)にもなります。
それでも、「じりじり」アウトプットし続けることで、ある時に臨界点を超えられれば一気に波及することができると思います。
昨年の12月頃から始めた「ランニング」も「じりじり」進める事で、現在「総距離 320km/101本」にまでなりました。体重も5kgほど落ち、体脂肪も10%前後になりました。無理した運動は1mmもしていないですが、じりじりやっている事は身体にとっても「じり高」になるような気がしています。
スタートアップビジネスの事業の立ち上げ、中小企業の業績改善、大企業の中での新規事業立ち上げ、どれもこれも、臨界点まで「じりじり」アウトプットし続けられるかどうかの我慢比べのようです。