オリンピックも終わり、話題はコロナに戻ってきました。
緊急事態宣言を新たに出そうが、延長しようが、全く減らない状況となり、国としても打ち手がなくなった印象です。
9月には大丈夫かと思っていた雰囲気も崩れていき、国体やインターハイの県予選などの高校生のスポーツイベントも悉く中止になってきました。
9月に入っていた80名ほどの団体予約も一気になくなりました。(プロスポーツの試合はOKで、その年しか出れないにも関わらず、学生は×というのも可哀想です。)
9月・10月、ワクチン接種率の増加に伴う、経済回復に向けたブーストというシナリオは甘い見通しだったようです。
稼働が増えてくると見込んで、当ホテルも人員を新たに採用しましたが、まだまだ暇な状態が続きそうです。
他のホテルの稼働状況も厳しい状況にて、トヨタ系の業者や工事関連の仕事が減っている事で豊田にあるホテルの稼働も減っていますし、名古屋市内も7月から一時的に上がった稼働も8月下旬以降落ちている状況です。
一方で、宿泊金額が下がっている事で、都心部のホテルでは若者カップルによるデイユースが増えています。
ワクチン接種率が7割~8割となって、感染者数は多くてもマスクはしたまま日常生活は問題なく送れる日が来る事を願うばかりです。自身も今週ようやく1回目の接種予定です。早く2回目まで終えて、多少なりとも安心したい所です。
大雨の異常気象も重なり、今年の夏も散々でしたが、雨が明けた晴れが有難く感じるのも確かです。これまで当たり前と思っていた法人や顧客の予約が今では本当に有難いと思えるようになりました。
事業方針や自身の考え方にも影響がありました。
コロナが明けてから頑張るのではなく、コロナがこれからもある前提で事業運営を何とか成り立たせることが重要と思いました。
絶対に削れない費用と、とことん削る費用、これを突き詰めて考えていくと、ほぼ経営理念と同値でした。
経営再建にしてもコロナにしても、極限的に足りない状態になって初めて人間本気で考えるものです。まだまだコロナは続きます。