12月30日に仕事納めをし、名古屋の話題のサウナまで家からランニングで行きました。
10kmほど走ってついてみると、まさかの40分待ちでそのまま10km走って帰ろうかとも悩みました。。コンビニで時間を潰して冷えた身体をサウナで温めました。
今年は、うちのホテルにサウナを作ろうと考えており、色々なサウナに行って勉強しています。サウナに行くほどにお風呂の重要性を知る事となり、うちのホテルに果たしてお風呂と水風呂とサウナを併設した形でつくることができるのか悩んでいる所です。
またマーケティング先行でサウナを作ってしまうと、インスタなどを見た若い複数の大学生がワイワイ話しながら入ってくる、ガッカリサウナにもなってしまうなと痛感しました。
日常的に宿泊者や地元の人に愛されるサウナやお風呂が出来れば良いなと考えています。
そんな仕事納めの30日から年明け早々、元日能登半島での大地震が発生。
家族で食事に出ようとしていた直前に大きな揺れがきて、双子の1歳児は泣き叫び、上の4歳の娘は普段の防災訓練のお陰かすっと机の下に入り、双子の弟達の傍にいてと適切な指示出しをしてくれました。
比較的に長い時間揺れを感じ、久しぶりに危機モードにスイッチが入りました。直ぐにホテルに電話し、お客様含めて特に問題ないことを確認できました。
今も石川県だけでなく、富山、新潟、福井でのコンビニ休業や停電、物流の遅延が起きています。特に、能登半島の北端にある輪島市、珠洲市では被害も大きく津波や火事、倒壊が起きています。地震大国である日本の怖さを元日に改めて知る事になりました。
施設産業である宿泊業を営む身としては、こうした災害はコロナと同様に事業の生き死に関わります。
施設の修繕だけでなく、こうした災害が起きると日本の場合、自粛モードに突入し、旅行者自体も激減します。年の瀬、新しい施設を作ろうと考えつつ、年明け、施設の維持管理、防災対策について考える。
アイデアマンや企画好きな人がホテルやサウナを作るのは話題があっていいけれど、一度事業として開始されれば、日々泥臭い淡々としたオペレーションを如何に継続できるかにかかっています。
企画好きな人ほど、これに耐えられません。
地元の大先輩の事業家の方から、「サウナ作るなら今風なものは作るなよ。そんなものは直ぐに廃れる。50年以上続いているサウナ施設を見に行って勉強した方がいい。」と言われました。
サウナだけではなく、続いている施設や事業はオペレーションやちょっとした配置の工夫など様々な妙が散らばっています。
今年は、こうした奥に隠れた価値や本質に向き合いながら、様々なアウトプットをしていければと考えております。本年もどうぞよろしくお願いいたします。