今年の夏はひたすら猛暑で、11月の今もまだ涼しいなくらいでホテルのセントラル空調も「送風」(≠暖房)です。
最近、かれこれ半年くらい続けていることが、ホテルに出勤したときに行うルーティンです。
まずは机に荷物を置いたら、事務所の窓を開けて、掃除道具を持ってホテル周辺のゴミ拾いに行きます。お客様が出てこれば挨拶をし、ホテルから少し離れたご近所の周りも掃除します。その後、ホテルの外に出している植物の様子を見ます。事務所に戻ったら、手を洗い、榊の水を替えます。
朝起きた時のルーティンもあります。家の場合は、トイレに行き、水をのみ、神棚に二礼二拝一礼します。出張時は天気が良いときは外に走りにいきます。
ランニングもそうですが、掃除も初めは精神的に抵抗がありましたが、慣れるとやらないと気持ちが悪い感じになります。ルーティンをしてから仕事に入ると、比較的に自制した状態で仕事ができている気がします。結構捗る習慣だと感じています。
話は変わりますが、11月1日に名古屋の鶴舞に「STATION Ai」がオープンしました。PRE-STATION Aiから入っている身からすると、本当にできたと感慨深いです。STATION AiにはFRINGEとして入居しました。スタートアップ企業という名目ですが、既に創業から13年で正直スタートアップぽくもないですが、入居させていただき大変有難いことです。
42歳でスタートアップというのも中々味がある所ですが、今後も口先だけの老害にならないようにリアルな事業を推進、さらに立ち上げ続けていきたいと思います。
名古屋でスタートアップ的なことをしていても正直、「ちゃんと評価できる」&「お金を持っている」投資家が名古屋には殆どいないため、イケてる人達は名古屋を飛び出し、東京か海外に出て行ってしまいます。メルカリの創業者も愛知瀬戸出身だったと思います。
こうした状況の中、名古屋にSTATION Aiができるのは凄いチャレンジングなことです。
イケてる評価者や投資家を集めるのが非常に大変です。エコシステムという名の自分達が投資するスタートアップを賞レースで優勝させる茶番が至るところで起こってしまうと、STATION Aiもただの「箱」となり、イケてる人は誰も来なくなる可能性があります(イケてない人達はどんどん集まると思いますが)。
とはいえ、評価者と現役の実事業者が一致するのは難しいとも言えます。
評価者の多くは過去にやっていた人が自分の経験を基に語る人が殆どです。現役の実事業者は誰かを評価したり、誰かに自身の経験を語ることにそれほど興味を持ちません。常にアップデートがかかっているからです。
なので、STATION Aiに入居したスタートアップとしては、こうした茶番になってしまうエコシステムを受容しながら、それに頼り過ぎることなく上手く相互にコミュニケーションを図りながら、誰がホンモノなのかを見極めること、それに尽きるかと思います。
今日もまずは掃除から。
一時的な盛り上がりも大事ですが、もっと大事なのは毎日の地味な日々かと思っております。