組織の成長要因とは

組織の成長はどの企業でも望むことですが、果たしてどのようにすれば組織は成長するのでしょうか。

この8年ほど会社を3つ運営しながら、日々考えます。ホテルではメンバーの入れ替わりが数年で何名かが常に起こり、清掃管理会社ではメインメンバーはほぼ変わらず少しずつ増えています。

ではどちらが組織として成長したのか?

正直良く分かりません。

売上や利益だけを見れば、清掃管理会社の方が成長しているようにも見えます。ただ、何をもって組織の成長と考えるかは難しいところです。既存のメンバーが成長すればいいのか、イケてるメンバーを採用すればいいのか、永遠のテーマかもしれません。

組織の成長は誰の成長?

ただ振り返って考えると、もしかするとそういうことだけではないのではと、最近良く思うようになりました。

「組織=自分以外のメンバー」ではなく、「組織=自分含めたメンバー」なのです。つまり、まずは自分自身が成長していなければ、そもそも組織が成長するわけはないのです。

実際に、自分自身が何となく怠慢だった時期(自身に甘かった期間)は、その半年後くらいから組織の停滞が必ず起こりました。そして1年もすると完全に組織が腐食し始めました。

そして管理者のパワハラやモラハラが起きて、新人は悉く辞めていく事態が起きました。その度に組織マネジメントのやり方が悪かったんだ、管理者の選任を間違えたと思っていましたが、その前に自分自身へのマネジメントが出来ていなかったからだと最近気づきました。

毎日、自身にコミットしているのか?

日々のルーティンの中で、少しシンドイ事を毎日ちゃんとコミットして実施していくといった自身へのマネジメントを行っていると、自然とメンバーにも新しい話やポジティブな話ができますし、メンバーの相談なども真剣に聞くことができます。

これが自分に対して厳しく出来ていないと、全てメンバーのせいにしてしまって、「そんなこともできないのか」「ちゃんとやってくれよ」という雰囲気が出てしまい、メンバーも自分に相談に来てくれることはありません。

何より、「自身の日々のアウトプットが出来ていない=日々集中できていない」ということであり、注意力散漫になり、小姑のように周りのメンバーの悪い部分ばかり見つけ、勝手に疑心暗鬼になり、ストレスが増えていきます。

組織にとって、自身が日々どれだけ成長できているか、そして集中の時間を持ち毎日何らかの具体的なアウトプットをしているか、自身のコミットをしっかりと守れるように自己管理していくことが組織成長の最も大きなエンジンになると考えます。

特に、この「組織にとって」×「アウトプット」というのが重要です。ただ単に自分の成長の為といって、(しょーもない)セミナーや会合などに四六時中時間を取られ、社内メンバーとも話す機会もなく、組織にとって何のアウトプットもできていなければ、組織の成長には繋がりません。

関連記事

  1. 暗黙知と日本昔ばなし

  2. 出張

  3. 良い会議とは?

  4. ハイパフォーマンスな時間の使い方

  5. 生産性

  6. 冬至

  7. 本来の「不惑」

  8. 営業の場から学ぶ「伝える力」

最近のBLOG

  1. 2024.05.21

    SusHi Tech Tokyo
  2. 2024.03.19

    TRY ANGLE EHIME
  3. 2024.01.2

    仕事始め
PAGE TOP