昨年の今頃、運営しているホテルで比較的に早い段階で検温や消毒を始めたことを思い出します。
当初は、直ぐに収まるだろうから、そんなに仰々しくやらなくてもいいのではという意見もありましたが、周りに流されずに早目に対応して良かったなと思います。
とはいえ、Withコロナの状態がこれほど長く続き、常習化していくとは思いませんでした。もはやマスクを忘れて外に一歩でも出ると、違和感によって、直ぐにマスクを取りに戻れる身体になってしまっています。
ワクチン接種率が上がらないまま、感染率の高い変異種も拡がり、ホテルの予約も4月後半から5月にかけてはどこも入らなくなってきました。GWも多くのホテルで予約が入っていません。
満室のホテルが世の中に無くなってしまった為、多くの方が様子を見る為も含めて、ギリギリの当日予約にシフトしてしまっていることも影響しています。
商品サービスの如何に関わらず、コロナの感染者数の推移によって、大きく売上の変動が起こってしまう現象は、なかなかの無力感です。海外ユーザ向けのサービスや宿泊施設、航空会社に至っては、虚無の世界かもしれません。
一方、FRINGEのエンジニアのいるアメリカでは、ワクチン接種率も高く、徐々にホテルや飛行機の稼働も高くなってきているようです。国内のワクチン接種率の高まりを期待したい所です。
そんな状態ですと自然とネガティブな発想にもなりがちな為、最近は「ランニング」×「サウナ」を実施しています。
最近良く行く名古屋のウェルビー(栄の場合は7kmほど、今池の場合は4kmほど)まで着替えをリュックに入れてランニングウェアで走っていき、サウナに入って、地下鉄でテクテク帰ります。コロナ禍前からランニングは続けるようになっていましたが、コロナ禍でサウナとコラボするようになりました。
結果的に、体脂肪率も10%まで下がり、血流も良くなり、コロナきっかけで心身共に健康になることが出来ました。毎日夜中3時、4時まで働き、運動もせず、タバコとお酒ばかりで脳梗塞になった自分とは思えない生活です。ワクチンは打っていませんが、免疫力は昨年よりも明らかに上がっている気がします。
生活(身体)、仕事の両面において、このコロナはこれまでの無謀な右肩上がり戦略を戒め、何が本当に必要なのかを見つめ直す機会を与えてくれているのかもしれません。ウェルビーの「からふろ」でセルフロウリュをしながら、そんなことを思いました。