師走

12月も後半となり、年末感が出てきました。

知り合いの庭園管理の方も「庭師走る」で師走だとおっしゃっていましたが、年末に向けて「ととのえる」作業が増えてきています。

コロナも海外の状況とは異なり、落ち着いた状態が続いており、人に会う機会も増えてきました。

ホテルの稼働も今年の夏に比べれば全然ましな状態です。

「ととのえる」と言えば、最近では日課に近い「ランニング」ですが、もう3年ほど続いております。週末は家の近くのちょっとした山道を7~8kmほど走っています。

3年前と比べて、走る直前のしんどい気持ち(走りたくないな~)がだいぶ減ったと思います。

仕事にしても趣味にしても一緒かもしれませんが、やる気は動くと出てくるものだなと感じます。

「やる気が出たらやる」は、勉強が嫌な時の学生時代よく言っていたのを思い出しますが、何もしないでダラダラしているとやる気は一層出てこないものです。(試験勉強期間中、これで朝まで寝て焦って起きる経験が何度もあります。)

とはいえ、コンサル時代のように24時間の内、18時間以上働き、睡眠時間も4時間あるかないかを毎日繰り返していても心と身体を疲弊させて、結果やる気が枯渇し出なくなってしまいます。

バランスとは難しいものです。

適度に動く、適度に休む、は言うほど簡単ではありません。どうしてもどちらかに偏ってしまいがちです。

ランニングをしていて良く考えるのは、「いつもより長い距離を走れるかな」「いつもより速いペースで走れるかな」の二律背反の事象です。

通常より速いペースで走ると、息が切れ、なかなか長い距離を走れません。この辺り、スタートアップ企業も同じように悩むよなーと考えながら走っています。

特に「0から1円」の売上を作るタイミングでは、短距離走バリに毎日徹夜で働いてしまいます。しかし、中々結果(売上)が出ずに、1年や2年もすると心が折れてしまいます。心が折れてしまうと、続けられない為、事業を畳むことになります。

一方で、長距離走として同じペースで働くのも、新しいものが生まれない可能性が高くなります。

意図的に、期間限定の勢い一気の短距離走、目的を持った適度な緊張感の中距離走、安定・安心のルーティンの長距離走を使い分けて進めると非常に良いのだろうなと思います。組織全体に、こうした期間限定の走り方を変えるやり方を勧めるのはあまりに無謀な為、組織のある一部の集団だけ(役員など)が状況に応じて走り方を変えるのが良いのだろうなとも思います。

そんな事を師走に走りながら考えています。

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