今話題となっている「ChatGPT」と「Bing AI」について少し触ってみました。
ChatGPTはメールアドレスで登録すれば直ぐに使えるようになります。
一方、Bing AIは登録順番待ちを送って、メールの返信があると使えるようになります。
どちらも対話型AIでかつ同じChatGPTのモデルが使用されていますが、Bing AI(Edgeで使えます)は現在まで溜まっている検索データを基にリンク先なども含めた回答をしてくれ、ChatGPTは1年前に読み込んだデータを基に言語を組み立て回答してくれるイメージです。
Googleも「Bard」というAIを開発しているようです。
活用方法については続々と上がってきていますが、こうしたブログを書いてもらったり、タイトルを考えて貰ったり、論文を要約してもらったり、長時間の英語の説明動画を日本語にして文章で要約してもらったり、コードを書いて貰ったり、自分が学生時代だったら、宿題や論文作成が秒で終わるじゃんと歓喜の声を上げていたことでしょう。(そのまま、入試も代わりに受けてくれたらいいのにとなってしまっていたかもですが。)
何れにせよ、このサービスローンチは様々な付随プロダクトを生み出す予感がします。
まずは、FRINGEで開発しているホテル設備管理アプリHoteKanとChatGPTを連携したらどんな新しいサービスが出来るか、ChatGPTに聞いてみました。
【質問】
ホテルの設備管理アプリを提供しています。ホテルの修繕履歴が動画や画像、テキストで確認できるのですが、このサービスとChatGPTを組み合わせて、更に新しいサービスは提供可能でしょうか。
【回答】
はい、可能性があります。ChatGPTを使用することで、顧客や従業員が修繕履歴に関する質問をするときに、自然な対話形式で回答することができます。ChatGPTを使用することで、顧客が修繕履歴を探すためにアプリ内で時間を費やす必要がなくなるため、顧客満足度が向上する可能性があります。また、ChatGPTを使用することで、ホテルの修繕履歴に関する質問に関する顧客のフィードバックを収集し、サービス改善のための洞察を得ることができます。
【質問】
例えば、ホテルの修繕履歴データを活用したサービスは何が考えられますか
【回答】
ホテルの修繕履歴データを活用したサービスとしては、以下のようなものが考えられます。
1.予防保全サービス:過去の修繕履歴から、特定の機器や設備が頻繁に故障する傾向がある場合、予防保全を行うことで将来の故障を防止するサービスを提供することができます。
2.設備の最適化サービス:過去の修繕履歴から、設備の性能や使用状況を分析し、最適化するためのアドバイスを提供することで、エネルギー効率の向上や設備の寿命を延ばすことができます。
3.修繕の優先順位設定サービス:過去の修繕履歴から、故障が発生する頻度や影響度を評価し、修繕の優先順位を設定するサービスを提供することができます。
4.ユーザーサポート:顧客が修繕履歴に関する質問をする場合に、ChatGPTを使用して自然な対話形式で回答するサポートサービスを提供することができます。
5.施設管理者向けのレポート作成サービス:修繕履歴データから、施設管理者向けに報告書を作成することができます。報告書には、故障の発生頻度や修繕費用、修繕の優先順位などの情報が含まれます。
勿論、我々の方で想定している内容が回答として返ってきているのは間違いないのですが、これほど正確に秒で回答されると、ありきたりなビジネスコンサルティングは今後AI対話で補う事で必要なくなってしまうのではないかと思いました。。
対話型であれば、ユーザー側にリテラシーが無くても話していく中で、最適な回答を得られる可能性が高くなります。
HoteKanによって施設固有の修繕データが溜まってこれば、それを分析・解釈してChatGPTなどのAIが提案してくれるサービスを提供できそうな気がします。
私自身がコンサルティングファーム時代に徹夜してやっていた、データを収集して、横軸・縦軸を設定し、見える化、分析、そこからの示唆出し提案していた資料はこのAIによって完全に置き換わると確信しました。
まずは、各社のユーザーインターフェイスとしてChatGPTやBing AIをAPI連携していくところからスタートしていくでしょうが、その可能性やビジネスモデルの構築はとてつもないスピードで動いていく気がします。