SusHi Tech Tokyo

先週から連続で東京出張しています。

先週木曜日はSusHi Tech Tokyo 2024へ東京ビッグサイトまで行き、その後、HoteKanのお客様の施設である「ヴィアイン品川大井町」に向かい、HoteKanの講演をした後、1泊し、翌日金曜日DXの最新事例の研修ツアーに朝から夕方まで周り、最後は銀座SIXで絵画の個展に行って、名古屋に戻りました。

週明け月曜日は夕方から渋谷に行き、面談を3件ほど行った後、最終の新幹線で名古屋に戻りました。

今日はそんな次の日です。

とても眠いです。

昨年から愛媛をはじめとして飛行機や新幹線で長距離移動することが多く、出張が日常的になってきました。2週前は九州にいました。

色々な場所、人に出会うと、視覚や聴覚など様々な新しい情報が脳に入ってきて、直感的な考え方が鍛えられる感じがします。

一方でゆっくりと頭を整理して、こうして言葉に落とすことができないと考えていることを他者と共有する機会が失われ、独りよがりになりがちです。

そう思ったので、今日は久しぶりにブログを書いてみました。

先週も怒涛の時間割でしたが、多少期待していたSusHi Techが「微妙」だったのは一つ記憶として残っています。

日本の最新事例の一つとしてスタートアップも多く参加していましたが、正直参加者のほとんどがスタートアップ当事者というよりは、その周りの「エコシステム」という名の外部評論家や国内VC、地方行政者で、既得権益者の集まりイベントでした。

参加しているスタートアップもVCから出資を受けて、そのVCが地方行政や経済産業省などのネットワークを味方につけて、ゴリゴリに推されているという構図が目に付きました。

スタートアップの賞レース的な審査員も大概いつも決まった顔ぶれです。当然、イケている方も見えるのですが、半分くらいは事業理解度の低い評論家です。

ただこうした「エコシステム」周りにはじゃぶじゃぶのお金(大企業スポンサー、国)が存在しており、地道にPMFに努力しているスタートアップが馬鹿なんだろうかと思うくらい、周辺の人達にお金が落ちていきます。(ただ自分も昔コンサルティングファームにいたため、人のことは言えませんが。。実利益が出ていないのに1ヶ月数千万円の予算を貰って戦略策定などを行っていました。)

こうした虚業(間接部門)サイドにお金が多く流れる現象は、「寿司」的な日本の実ビジネス力を徐々に衰退させていく可能性を感じました。恐らく、大阪万博に行っても同じ感覚を持つのでしょう。

そうした残念な気持ちで東京ビッグサイドから離れたのですが、その後の中小企業の社長向けでの登壇では逆にまだまだパワフルな中小企業の底力を社長たちから感じることができました。

皆さん登壇した自分よりも10~20も先輩のバリバリの経営者でした。

こうした「寿司」職人であるビジネス力をもっと社長たちと一緒に推進できれば、まだまだ日本は強くなると信じています。一見カッコ良く見えるドロドロとした「SusHi Tech」よりも現場の工場で最新事例をプレゼンする「中小企業の社長」の方が100倍カッコいいと思える先週でした。

日本の擦り合わせ力である「エンジニアリング」の能力はズバ抜けていると思います。

今週金曜日もまた東京に行きます。

色々な人に会って、感じてみたいと思います。

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