UIデザインを検討して気づいた事

【HoteKan設備(アプリ)】のUIデザインを検討する中で、いくつか気づいた事があったので、備忘録的に残そうと思います。

1.UIデザインを改善する上で、いきなりデザインを描き始めると、目的を見失い途方に暮れる
2.UIデザインを検討するプロダクトの「使用者」「使う状況」「目的」を言葉にして見える化するべき
3.インプットデータからアウトプットデータを考えるのではなく、意味のあるデータ(仮説)の見せ方になるように、アウトプットからインプットを設定するべき

以前、「デザイン」=「設計」という内容を紹介したと思いますが、まさにUIデザインを検討する際に一番重要なのはデザインをどうするかを考える前に、「誰に」「何を」「何のために」見せるのかを先に明確に設計することだったのです。

初めは良く分からなかったので、まさに上記の「1」からやってしまいました。とりあえずカッコいいデザインを参考に見て、それに似た絵を描いていけばUIデザイン完成だと思ってやってみたのですが、途中から何がゴールかよく分からなくなり途方に暮れてしまいました。

そこで、2の「誰が」「どんな状況で」「何を」入力して、それによって「何の意味があるか」、また意味を持たせるには「どんな見せ方が分かりやすいか」について、もう一度スタートから考えてみることにしました。

2-1.誰が初めに気づく(入力する)か: 客室清掃スタッフ
2-2.どんな状況で入力するか: 清掃中にその場で入力
2-3.何を入力するか: 設備の画像・動画、客室情報、異常の状態
2-4.誰が詳細確認するか: ホテルスタッフ
2-5.どんな状況で入力するか: 現場確認後、事務所のPCで入力
2-6.何を入力するか: 異常に関する詳細情報の補足、解決方法の選定、自身で解決 or 業者へ連絡
2-7.その後、誰が解決するか: 業者(ホテルスタッフ)
2-8.どんな状況で入力するか: 現場確認後、その場でタブレット入力もしくは事務所に戻ってPC入力
2-9.何を入力するか: 見積書、納期(スケジュール)、作業内容
2-10.上記の入力によって、何の意味があるか: 
①異常をいち早く正常にできる
②履歴情報(知見や修繕コスト)を予防や設備投資計画に活用する

すると、2-1~2-3のプロセスは清掃スタッフが忙しい清掃中に片手間で入力しなければいけないので、スマートフォンで出来るだけ簡単に素早くできるように、極力入力する作業を少なくするデザインにしなくてはいけません。

一方で、2-4~2-6のプロセスで、その異常報告を受けたホテルスタッフは十分に現場状況を確認することになります。ホテルスタッフの場合は事務所のパソコンで詳細情報も入力することもできるので、パソコンタブレット入力を前提にしたデザインで大丈夫になります。つまり、入力する人やその入力環境によって理想のUIデザインは全く変わってくるのです。

そして最終的に、入力されたデータが「意味のある形」で出力されなければいけません。目的として2-10の「異常をいち早く正常にする」ために、設備の問題状況と解決策、その最終的な修繕完了までが時系列でフローのように分かりやすく見える事と、解決の為に関係する人達つまり「ホテルスタッフ」と「業者」に直ぐに共有されることが重要となります。

更にもう一つの目的として、「ホテル管理者」例えばホテルオーナーや支配人、マネージャーが「設備異常やその修繕の履歴情報」を基に、来月の予算の組み方や来年の設備投資計画に活かすことが出来るように、チャートグラフで見せられるようにすることが必要になります。その場合は、もしかするとPDFファイル形式(本社への報告資料など)で出力するニーズもあるかもしれません。

こう考えていくと、上記に書いた「3」、最終的にどんな内容を出力すると意味のあるデータになるか、そのためにはどんな入力情報が必要かが重要になります。アウトプットイメージからもう一度、2-3の清掃スタッフ、2-6のホテルスタッフ、もしくは2-9の業者が「何を入力するか」を考える必要があるのです。

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