不景気に対する考え方

7月に入っても、企業の出張やイベントの動きは依然として様子見にて、公的には自粛の状態が続いています。
ホテルの稼働もまだ動きません。来週の12日の週から公的にも法人的にも方針が確定していきそうです。

愛知県でも緊急事態宣言が解除された為、週末、名古屋の飲食店の方と久しぶりに会って話をしました。

その飲食店の状況を聞くと、2020年はトータルで1億円ほどの赤字だったと言っていました。
ただ、その方はコロナが始まったタイミングで3年は覚悟をし、4億5000万円までは赤字が出ても問題ないと決めていたようです。

後は、従業員が暇にならないように、普段なら出来ない食材管理のデータベース化や、持ち帰り用の商品開発に注力させたとの事です。賞与も3回渡し、コロナ回復期にしっかりと売上を稼げるように人への処遇はどこよりも手厚くしているそうです。

そうした豪胆な決めの対応がどうして出来るのか聞いてみたところ、今までも何度も危機(戦争で全て焼ける、食材原価の暴騰など)に会ってきた中でクリアしてきた自負があるからと言われました。

この後も30~40年は経営に携わっていくだろう中で、今回のコロナ禍はたかだか2年や3年の期間でしかないと。

更に今回は自社だけでなく他業種も一様に食らっている為、孤独感も少なく、初めに決めたリスク基準値だけ決めれば後は何も心配することはないとの事でした。

この点は、やはり経営者として過去に厳しい時をどれだけクリアしてきたかの経験の差を感じました。

逆に言えば、今回こうした未曾有のしんどい時を直に経験出来ている(更にクリアしていく)ことは、今後においても非常に重要な事かもしれません。

右肩上がりの成長戦略と改善では太刀打ち出来る時と太刀打ち出来ない時があり、こうした突然降ってきた不条理の市場変動にはそんな戦略も一撃で吹き飛ばされてしまいます。こうした不条理の時は、本能寺の信長ではないですが、「是非もなし」です。

今回のコロナ禍の最中、毎月少しでもマイナスを減らす為に必死になって打ち手を考えるものの、結果上手くいかず継続的にストレスを貯めていましたが、今回の経営者の話を受けて、生存戦略を十分に考えて既に実行しているのであれば、後はじっと時を待てば良いと思い直せました。

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