今週1週間を振り返ってみると、継続的に脳と神経が張り詰めた状態でした。
9月1日(日)に新しくホテルスタッフが1名入社、7日(土)にももう1名入社しました。その間に朝食会場のリニューアルを行い、朝食メニュー、発注管理などの変更の準備を進めてきました。
新しいスタッフの育成体制を整えながら、目の前のオペレーションを日々回し、更に次の種まきの為にコンテンツ(朝食など)を準備し、それを上手く発信・伝達できるように先のスケジュールを立ててきました。
先を見据えながらも目の前に集中する難しさは前回のマルチタスクの弊害にも書いた通りです。
ただ結果的に、ようやく準備してきたものが積みあがってきた状態になりました。
とはいえ、この1週間で想定以上に神経と脳が疲労しきってしまいました。
脳が無駄に疲弊するシミュレーション
この1週間の中で頭が上手く回転しない事が何度もありました。脳が完全にオーバーフローしてしまっていたのです。
その原因は「不確定要素」を多く含んだシミュレーションを繰り返していた事にあります。不確定要素の例として、内定を出したスタッフの入社有無やマーケティングやコンテンツによる実際の集客成果などがあります。
「If 〇〇〇, then △△△」→「If △△△, then ×××」→「If ×××, then ●●●」などと頭の中で、If文とそれによって生じる結果も更にIf文に繋いでしまって、不確定要素の繰り返し条件関数のシミュレーションを繰り返してしまっていました。
不確定要素をシミュレーションに入れているので、最悪シナリオも分岐によっては当然生じてきます。最悪シナリオを考えすぎると、どんどん守り先行で後ろ向きな施策を考え始め、更に思考もネガティブになってきてしまいます。
休息を忘れると始まる最悪の全体最適化
普段であればそこまで不確定要素を含んだシミュレーションを繰り返し回さずに、手前のシミュレーションをベースに「行動」⇔「結果」を回していたと思います。
ただ、今回のようにいつの間にか脳を休めることを忘れて、ぶっ通しで考え続けてしまうと、無駄に全てのパラメータ(不確定要素)も考えてシミュレーションをし始めてしまい、現実的には殆ど使えない全体最適化シミュレーションに時間を使い始めてしまいます。
これこそ、コンサルティング時代の際に全く持って不毛なシミュレーションだと思っていた大企業の中期経営計画の策定と同じです。(寝ないで仕事をしていると、いつの間にか無駄なパラメータをぶち込みまくって、無駄に数百ページの資料を作って、凄い仕事をした気になっていたのを思い出しました。)
シミュレーションの前にまずは寝よう
使えない無駄なシミュレーションで頭の容量を一杯にするよりも、早々に寝てしまって、確実に必要なパラメータだけを考えたシミュレーションができる脳に回復させてあげた方が効率的だと思いました。
明日に備えて、寝ずに色々な準備をするよりも、思い切って休んでから考えるという選択を今後も出来るように気を付けたいと思います。