1月から出ていた緊急事態宣言が3月7日まで延長される事になり、まるまる1年以上コロナが暴風警報のまま過ぎようとしています。
飲食店は営業時間の短縮が継続され、各観光地は閑散とした状態、食品や酒類の卸業者だけでなく、飲食関連の工務店なども皆いつ止むか分からない暴風にさらされています。
取引先の工務店も飲食店の内装などの依頼は激減したとの事です。一方で、高価格帯の新築戸建住宅やマンションなどは発注が増えているようで、大手のハウスメーカーはコロナによる影響は少なそうと話を聞きました。
とはいえ、その工務店も今後の事業として受託一本では厳しい為、ブランディング強化も含めて新規事業として家具の自社開発・製造・販売(EC)を検討しているようです。このコロナ禍で皆さん必死に動かれています。
実際にじっと耐えてコロナで窮しても誰も助けてくれない為、申請可能な助成金や補助金、雇調金、融資などは積極的に取りにいかないとダメだという事がこの1年でよくよく分かりました。
宿泊業はコストが大きい分、うちも含めてどの企業も今年が本当の正念場になりそうです。
宿泊業の求人
そんな中、当ホテルで来月1名スタッフが卒業してしまう事になり、急遽求人を出す事になりました。現状、コロナの影響もあり、ホテルで求人を出している所は殆どなく、現在無料媒体で出しているだけでも、1ヵ月に10名以上の応募があります。来週から追加で有料媒体でも掲載する為、更に応募が増えそうです。
また、外国人留学生を教えるホテル専門学校からも求人を見て何社か電話があり、卒業見込みで内定が決まっていない学生や卒業生で急に雇用を打ち切られた外国人を多く抱えている旨と出来れば面接だけでもして欲しいと切実に伝えられました。
インバウンドが今後も当面厳しい状況の中で、今日本にいる外国人留学生やインバウンド向けに勤務していた外国人ホテルスタッフは生活も含めて本当に困っている状況です。
清掃の会社の方でも3月から新しく請け負うホテルの清掃スタッフの求人を出したところ、直ぐに30名程の応募がありました。2年前では考えられないくらいの応募人数です。
求人を通して、多くのホテルや旅館で徐々にスタッフの雇用を切っている事、特に外国人スタッフが真っ先に切られている事がリアルに伝わってきています。このままズルズルとコロナ禍が続くと、宿泊業だけでも多くの雇用が失われていきそうな気がします。。