全国旅行支援のお陰で、ホテル現場の生産性は著しく低下し、毎日問い合わせや事務手続きで人的にも疲弊している中、辞めるスタッフも出てきました。
その為、妻がフル出勤し、一方で自分は3歳の娘をこども園に送った後、双子の0歳児を在宅で見ながら、このブログを書いています。
現場を理解していない施策は害悪であることを世の中の偉い人たちはもう少し知った方が良いです。
昨日、妻の6連勤の合間を縫って、3歳の娘の七五三に行きました。
10月にも関わらず30度近い暑さにて、分厚めの着物を背負った娘は早々に愚図つきました。
15kg近い娘を抱っこしながら、久しぶりの神宮の砂利の音をさせながら鳥居をくぐり本殿に向かいました。
いつの間にか3人の子供を持ち、3つの違うタイプの会社を運営している40歳。愚図つく娘を抱っこしながら、今後どうしていこうかとモヤモヤしながら、秋とは思えない強い日差しを受け汗だくになって歩いていました。
40歳ともなると色々悩むもので、2歳下の東京に住むメガベンチャーの役員である後輩からも今後のキャリアについてどうしたらいいか相談も受けています。
東京で深夜超えて仕事をしていた10年前を思い出しながら、Twitterでバズっていた麻布競馬場(あざけい)の「この部屋から東京タワーは見えない」を買って読んでみました。
常に比較に晒され優劣を競い合って、他の人よりも優越であることを必死にアピールしている20代、30代の自分と重ねて読むことが出来ました。
11年前にFRINGEを起業し、まったく仕事がなく、家でゴロゴロしてニートのようにしていた2年間、東京で落ちぶれていく感覚を持ちました。何だかんだで今、名古屋に戻ってきて、脳梗塞になり、結婚して3人の子供がいて、10年前では考えられない状況になっています。
このブログも七五三というイベントも、「この部屋から東京タワーが見えない」の小説も、日々の謀殺される日常から一瞬離れてメタ認知できる良い機会でした。