本日、1歳半となる娘のこども園への初送りをしました。
入園式は先週の土曜日に行いましたが、コロナの影響で両親のどちらかしか中には入ることが出来ず、今回初めて中に入りました。娘と別れる際、泣かれるかと思いましたが、寂しいかな普通にバイバイされて、本人は至って冷静な感じでした。。
こども園の施設はかなり新しく綺麗な作りで、玄関でタブレットが設置され、専用アプリで登園・降園をクリックして入室管理を行います。
ただ、入室管理はそのようにデジタルなのですが、連絡帳は紙に毎回何時何分、名前を手書きで書く形となっていて、データ連携は上手くされず、2度手間な感じです。また別途親用の専用連絡アプリもあり、情報がいろんな所に飛び散ってしまっています。
初登園で、バタバタと娘の荷物(おむつセット、着替え、帽子、園内用の靴など)を所定の場所にセットしながら、「もっとこうしたら便利なのにな」と保育園や幼稚園における情報管理アプリの開発イメージをしていました。
娘を送り届けた後、午前中はスーパー銭湯を7軒ほど運営している会社と設備管理アプリの打ち合わせをし、午後はマンスリーマンションを2,000室程運営している会社と同様の打ち合わせをしましたが、それぞれクリティカルに必要な機能だったり、使い方や入力の仕方、入力者の特性などが全く異なり、アプリ一つをとっても使われる現場によって、誰がどのように使って、誰にとって、どのような嬉しさ(価値)があるかが明確に分からないと、適切な製品開発はできないと思いました。
どうしてもシステム開発側は、本能的にエンジニア自身が作りたいものをどんどん作りたくなりますし(売上的にもどんどん開発費取りたいし)、ユーザ側の用途とはかけ離れたものが出来がちに。
また、ユーザ側はこれまでのオペレーションから新しく変革するイメージができない為、これまでのオペレーションの置き換え的DXに留まってしまう。
結果出来上がるシステム(アプリ)にそれほど利便性はなく、費用を払ってまで使わなくなるといった現象が起きがちです。
現場を理解し、出来る限りシンプルなシステムに出来るかどうかが企業のDX化の肝な気がします。
つまりは、現場の生々しいオペレーションを論理的に構造化、メタ認知的に解釈、システムに置き換え出来る人を責任者にできてしまえば、DX化においてその企業は成功間違いなしです。(ただ現実には、そうした人は世の中にあまり多くいない為、結果、変なDXコンサル会社とかに頼まざるを得ず、お金ばっかりかかって上手くいかないパターンが多そうです。。)
今後、何度も娘を送り迎えしながら、こども園のリアルな現場(DX状況)を徐々に学んでいこうかなと思います(笑)