500globalのアクセレータープログラムをきっかけに、プレステーションAIと呼ばれる愛知県主催のスタートアップ推進プロジェクトを知り、そのプロジェクトにFRINGEも採択頂き、現在名古屋のWeWorkに入居することになりました。(FRINGEは、東京と名古屋の2拠点の状態です。)
最近はこうした縁を基に、名古屋の中で色々な人と会って情報交換をしています。
明日もその愛知県の方からの紹介で、VC6社が参加するピッチイベントで登壇することになりました。(先程までそのピッチ資料を作成していました。)
こうした人と会って、話をする中で分かったことがあります。
これまで、スタートアップイベントや補助金採択、VCからの調達、メディアの取材など多く受けている企業を横目に見て、一体どうやって急に表に出てきたのだろうと思っていました。(正直、たいした事業歴もないのに、、と。)
その答えは、「適切な人に会いに積極的に表に出て、自分たちは何をしているかをちゃんと説明していた」からと分かりました。
補助金採択を一つ取っても、確実に採択される企業は書類選考に応募する前にちゃんと「補助金説明会」に行き、採択決定権を持つ「事務局」の人と「個別相談」した後、補助金を出す側の気持ちを鑑みテンプレートに沿った形で(もちろん不備なく)書類を作成しています。
スタートアップイベントも然りです。どこの誰かか分からない人をイベントに上げるよりも、イベント主催する関係者や公的な機関などの確からしい人から推薦されている企業を採択する方が、イベント主催する人からしても安心で安全です。
これを「忖度」というか、「リファレンス」と取るかは人それぞれですが、こうした構造を理解しておくことは社会において非常に重要な事だと痛感しました。
選考されるイベントに応募する前に、選考する側の気持ちになってみる、更には選考する側の人達と知り合い、何が求められているかを確認してみる。
結局、ピッチイベントでVCから選ばれるのも、補助金で採択されるのも、商品やサービスを販売する際のセールスやマーケティングと同じだという事です。
食べてみれば良さが分かる、使ってみれば納得すると言う前に、食べなくても使わなくても、しっかりと商品やサービスが分かる表現をする。決して自分勝手・自分本位にならない事が、サービスが表に出る上で大事なことだと反省しました。