脳内物質を活用した仕事効率化

今年に入って、集中力仕事の能率向上に関する工夫を色々と試しています。具体的には、ランニングを年末から週2~3で続けているのですが、それも健康の為ではなく仕事の能率に効果があるのかを実証するために行っています。(今の所、明確な効果は良く分かりません。)

他にも、最近は仕事の種類を下記の3つのタイプに分けて、頭の使い方を1日の時間の中で区切っています。

1.ルーティーン業務(やる事が決まっている・何も考えないでもできる業務)
2.超短期的目標の積み上げ業務(少しだけ考えればアウトプットできる業務)
3.組織の在り方や中長期の方向性・戦略立案、新しい事業アイデアの企画(業務というよりは、ぼーっとした時間)

1のルーティーン業務は、帳簿作成やPL・BSの事業報告書の作成、給与計算、有給計算、経費精算、メールチェックなどのやる内容や方法に関してそれ程変わりがない単純作業(今後、機械学習によって置き換わるであろう作業)になります。

ルーティーン業務は単純作業ではあるものの、時間を区切って短期集中的に実施するので、比較的短時間で自己肯定感を得られ、精神安定剤として重要な役割を果たしています。1日の仕事の中で、何か新しい価値のある事が出せなかったとしても、最悪ルーティーン業務さえちゃんとしていれば、今日は何もできなかったと自己否定して凹まなくてよくなります。

ただ、ルーティーン業務だけですと、昨日よりも今日何かが積み上がった感がないので、2の「超短期的目標の積み上げ業務」を入れるようにしています。具体的には、新しい内容の資料作成やWeb制作、アプリ構築などの最終アウトプットを細切れにした業務の事です。

例えば、資料作成する場合には、初めに資料をExcelやパワーポイントなどで1ページ目からいきなり作り始めるのではなく、目次を箇条書きにしたり、紙に資料のページ枠を先に書いたりして、資料全体の枠組み・骨組みをつくります。

枠組みが出来たら全体のだいたいのページ数から、更に区切りとなる章分けを行い、ページごとに各内容をラフスケッチできたら、ようやく1ページずつ考えていきます。そうすれば、1ページずつ積み上げ作業が可能になるので、1日の中で頑張ればちょうど出来る範囲のページ数を上手く設定し、毎日〇〇%【〇ページ完了/全体〇ページ】達成と見える化すれば、ルーティーン業務よりも達成感を強く持つことが出来、脳がこの作業をすれば報酬(達成感)を得られるという理解をしてくれます。

なので、次の日の作業前にも適度なドーパミンが脳内から分泌されて作業の「やる気」がでます。この2の業務は、ランニングでの習慣化に近い脳コントロールな気がしています。ランニング自体はそれほど楽なものではありませんが、終わった後の爽快感が脳の中に報酬系として理解されているために、ランニングに行こうとするとそれを期待してちゃんとドーパミンが出ている感じがします。つまり、達成感を感じられる形(結果の見える化など)で2の業務を設定できれば、後は脳のドーパミンに任せて仕事をするといった感じです。

3の「組織の在り方や中長期の方向性・戦略立案、新しい事業アイデアの企画」に関しては、1や2を行う通常のオフィスの仕事机とは違い場所やシチュエーションの方が効率が良いと感じています。

例えば、トイレやお風呂の最中、他の人との話している中、カフェや居酒屋、運転中、買い物の最中、本を読んでいる時などです。2と同じようにテーマと枠・骨組みだけは頭の中に入れておく必要はあるのですが、後は無意識に外部の情報と組み合わさったりする中で、勝手に表層化させる方が効率的な気がしています。

表層化した瞬間には、スマホなどで直ぐに形式知としてテキストなどに見える化させています。そうでないと、また無意識の世界に情報が沈んでいきます(忘れ去ってしまいます)ので。

こうした意識的に仕事内容を分類することで脳を調整できればと試行錯誤していますが、その点においても多大に影響を与えているであろう「脳内物質」に関して、今後もう少し勉強してみようと思っています。(ブログ内にも整理して書いていこうと思っています。)

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