緊急事態宣言の延長

昨年の今頃をブログで見返すと、1回目の緊急事態宣言の解除がされた頃でした。
今年は既に年始、5月と2回緊急事態宣言があり、5月末で終わる予定だった緊急事態宣言も来月まで延長となりました。

ホテルの稼働も昨年よりも悪く、今回の3回目の緊急事態宣言の影響で、4月から6月にかけて惨憺たる売上の減少です。完全なる不可抗力とはいえ、継続する毎月のPLの赤字はBSにも影響し始め、設備修繕や投資といった計画を根こそぎ奪っていきます。

せめてGW前に緊急事態宣言を出しておいてくれれば、6月まで引っ張る必要はなかったように思えます。。

GW時、名古屋の都心部だけ(名古屋駅、栄)は東京・大阪に行けない分、他県からの旅行客で軒並みホテルは満室で、その後愛知県の感染者数もしっかりと増えてしまいました。北海道・沖縄は名古屋以上に旅行客も多かったでしょうから、感染者数も大きく増えています。

そういう意味では、移動者(特に遊びに行く)が増えると感染者が増えるロジックは正しそうです。

久しぶりの旅行で複数名で行ったりすれば、羽目を外して飲みに行ってマスク外してワイワイ騒いだり、周りもワイワイしているし大丈夫だろうとなっちゃうのでしょう。

一方で、うちのホテルのお客さんにも多いですが、仕事や作業で出張する分には、静かに移動して(車など)、一人でご飯食べて、宿泊するという形は多く、こっちは制限する必要はないように思います。

ただ、緊急事態宣言が出てしまうと大企業の場合、どのように移動するかなど関係なく、一律に出張と出勤制限がかかってしまいます。この辺り上手く切り分けて、発令をして欲しかった所です。

いずれにせよ、ホテル業界にとって今回のコロナはリーマンショックよりも稼働率の影響が大きく、更に期間が長いです。(既に1年3ヵ月以上 ※リーマンショック時の当ホテルの影響は8ヵ月ほど)

ワクチンの接種率の上昇と共に、何とか8月くらいには移動の制限が減り、稼働が戻ってくる事を願います。

この1年3ヵ月、電話も予約も入らない静かなフロントと事務所で、やる事が無くひたすらネットニュースを見ているスタッフを横目に見ながら、有効な打ち手も無く、毎月の赤字がキャッシュを食いつぶす。精神的にもダメージがきます。

更に、暇で何もしないでいると、段々思考も停止してきます。

現在、国内のどこのホテルの支配人もそんな気持ちなのでしょう。

時間もあるおかげで、宅建の勉強も全体の半分ほどまで来ました。。
次回より、また内容を少しずつアップしていきたいと思います。

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