2022年、怒涛の如く色々あった1ヵ月が終わろうとしています。
ワンオペ育児ももうすぐで1ヵ月経ちます。
日常の1日の流れもだいぶ分かってきた為、精神的なストレスも減ってきました。
「走る」「寝る」「食べる」がちゃんとできていれば、結構幸福度が高い状態を維持できるという発見も出来ました。これまで仕事が充実している事が一番の幸福だと思っていましたが、案外そうでもなく、「運動」「睡眠」「食事」のベースがちゃんとしている事の方が圧倒的に幸福感が高いです。
日常生活に制約条件が起きたおかげで、どうすれば幸福度を上げる事が出来るかを真剣に考えることが出来ました。制約条件がゆるく、時間があればあるほど、人は「あーでもない」「こーでもない」「こうだったらいいのに」と悩むものかもしれません。
なるべくシンプルに身体の声を聴きながら生きるのが一番楽な気がします。
一方、コロナはと言うと、オミクロン株による感染者数は過去最大となっており、ホテル業界も1月中旬から一気に底冷えの稼働率となっています。
原料価格や資材も高騰していて、設備の修繕一つとっても納期や見積額がどんどん長く大きくなってきています。売上は落ちて、インフレでコストは増大。
中堅企業は軒並み利益が出ない状態となり、技術を持った個人や企業も厳しい状態になってきています。コロナ禍×インフレによって、経済的なポジティブさが急速に奪われて行っている感じがします。
エントロピーを増やさない
こういう時は何をやっても難しい為、「エントロピーを増大させない」ことだけ意識しています。
ほっておくと、ついつい組織も人も「決め事やルールを増やしたり」「案内文や説明文を増やしたり」していきます。
すると、その決め事やルールを守る為のルールまで作られて、それをチェックする表まで出来て、更にそれをデータ管理する人まで出てきたりしたら、もう末期です。
便利だからと机にモノがどんどん置かれて、それを整理する箱が作られて、更にその備品がどこに何があるかをまとめた表を作ってと、世の中は仕事を増やす仕事というものがみんな大好きです。
これを抑えるのは管理者の責任です。
如何にシンプルに出来るか、「運動」「睡眠」「食事」という生活におけるシンプルの重要性と同様に、仕事においてもなるべく仕事の為の仕事を増やさないことが重要と思います。
行政はエントロピーを増やすことが仕事
コロナ禍となり、行政の助成金や支援金など色々と出てきましたが、これも全てエントロピー増大の方向性です。
補助金、助成金や支援金を申請して、申請内容を確認し、更にそのチェックを現地で行い、ようやく振込作業にうつるという無駄です。
事業所税や固定資産税などベースとなる固定の税金の削減や免除を行う方が、申請内容も確認する必要がなく、現地調査や嘘の申請もなく、更に入金手続きすら必要ありません。
マイナスを減らすだけで、各プロセスにかかってしまう人のリソースも削減できるのに、それはしないのです。
なぜなら、行政の人達はそれが仕事だと思っているからです。
エントロピーを増大させると何かをやっている気になるのです。
「生産性」というワードが出てくる度に、「+を効率的に増やす」だけでなく、「-を効率的に減らす」も同様に重要ですよと言いたいです。