2歳娘のワンオペ育児生活も1ヵ月と1週間経ちました。自分の時間感覚としては、3ヶ月ほどの長さを感じています。
平日はこども園に預ける事が出来るとはいえ、それ以外は全て育児の時間となる為、休日も休日ではなくなります。
何事もやってみないと分からないと言いますが、まさにやってみて大変さが身に沁みます。
娘自体も頑張っていると思います。平日、朝8時から18時までは園に行っている為、2歳にしてホワイト企業のサラリーマンくらいの生活をしています。
ワンオペ育児の一番の大変さは、自分一人の時間がトイレの時くらいしかないという事です。
癇癪を起して、泣いて服を着ないとか、寝てくれないとか、モノを出しまくって部屋が滅茶苦茶になるとか、急に体調が悪くなって病院に連れて行かないといけないとか、子供同士のやり取りで相手の子に怪我をさせてしまうとか、ご飯の好き嫌いでちゃんと食べてくれないとか、色々とあるのですが、それ以上に「一人の時間がない」というのは中々精神的に厳しいと思いました。
まぁ、そんなこんなで後2ヵ月ほど、工夫をしながらワンオペ育児を頑張っていこうと思います。
資本主義とSDGs
2月から開始予定だった「GoToトラベル」もオミクロンの猛威によって、どこかに吹き飛ばされ、引き続き宿泊業界もメタメタにやられています。飲食店と異なり特に助成金も無い為、自力の財務耐力が問われる日々です。
そんな中、たまたま縁があって応募させてもらっていた「中小企業 SDGs AWARD」というものにホテルとして最終選考に選ばれました。SDGsをほとんど分かっていない自分自身が選ばれていて、正直かなり恐縮モードです。
ただ改めて、SDGsの定義やその成り立ちなどを調べるキッカケとなりました。ですが、調べれば調べるほど、結局「みんなが豊かで幸せになる世界にしましょう」くらいしか言っていないように思えてきて更に分からなくなってきました。。
不思議なのは、そんな世の中をつくろうとして「資本主義」が出てきて、足りないモノを安価に作れる場所や人で作りまくり、資本家が資本を更に増大させ、更に目標を立てて人々のモチベーションを高め、格差は更に増大し、地球環境を破壊して、人口増大を助長しているという現実です。
すると今度は、豊かにしたいけど、持続可能なイイ感じで豊かになりましょうと。かなり難解です(笑)
しかも、数値化して見える化することで達成を加速させましょうという、やり方が「The 資本主義」というのもまたまた皮肉なものです。
中小企業にとってのSDGsとは
なので、SDGs AWARDに応募した本人が言うことではないのですが、一体何を話せばいいのか悩んでいます(笑)
ただ、中小企業という文脈で言える事は、会社として死んだらSDGsも何もないかなという事かと思っています。持続していないですし。
ホテルとして運営を持続可能にするには、①カネ、②ヒト、③ハコを健全に保つことです。
特に、③のハコを持続させるには、「侘び寂び」的な発想が重要かと思っています。
日本人にある「無いもの」を想像して寂しさを感じ、そこに充実感を得る。「足し算」よりも「引き算」の発想で、なるべくシンプルにしていく。
SDGsの本質は、この「侘び寂び」を改めて考えてみるということではないかと勝手に考えています。(ただそうすると、経済的な成長を阻害するかもしれないので、二律背反のジレンマに陥りそうですが。。)
とはいえ、現代の「資本主義」に対して、少しずつ何らかのカスタマイズ(抜本的な改革はまだ早い??)が必要だとは色々な人達が思っている気がします。